真性包茎の弊害~包皮炎になる

真性包茎とはどのような症状か?

真性包茎は包皮と亀頭が癒着したり、包皮口が狭いことから平常時や勃起した時でも包皮に覆われて剥ぐことができない包茎です。
真性包茎は、常にほぼ完全にペニスの先端が包皮に覆われており、無理に剥がすことで先端の一部を露出させることはできても、完全に露出することは難しいです。
常に包皮に覆われているため、垢などが溜まって悪臭を発生させたり、不衛生な状態が慢性になることで包皮炎や性感染症など様々な弊害やリスクが高くなります。またペニスの成長が阻害されるため先細りのペニスになってしまう可能性もあります。さらに勃起時には痛みがあるケースもあり、性行為に影響が出ることもあります。
包茎の中でも真性包茎は重症な状態で、不衛生な状態は様々な病気を誘発し、感染症になった場合の性行為は女性の不妊症や子宮頸がんを引き起こす要因になります。
真性包茎は様々なリスクがあるので早期の治療をすることはとても重要です。

真性包茎の弊害として考えられること

真性包茎の弊害として考えられるのは包皮炎です。
真性包茎の弊害による包皮炎は、亀頭や包皮に細菌やカンジダが感染し炎症を引き起こす病気です。原因によって細菌性亀頭包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎に分けられ、炎症している部分が亀頭であれば亀頭炎で包皮のみであれば包皮炎になります。
包皮炎の原因は、細菌やカンジダが皮膚や粘膜に感染して炎症を起こしたもので、細菌とカンジダの両方が混同で感染している場合もあります。症状は粘膜の表面に赤みやびらん、亀裂やかゆみ、皮むけや痛み、膿などです。
治療は細菌性の場合には、抗生物質の塗り薬で治療をし、炎症を抑えるために弱いステロイドを使うこともあります。また亀裂やびらんなどの炎症が強い場合には抗生物質の飲み薬を併用します。
カンジダ性の場合には、抗真菌薬の塗り薬で使用し、炎症を抑えるために弱いステロイドを使う場合もあります。
包皮炎は治療をするとすぐに良くなることが多いのですが、自己流で薬を塗っていると治りにくい場合もあるので、早めに皮膚科や泌尿器科などを受診して治療するようにしましょう。

まとめ

真性包茎は不衛生な状態に慢性的になり、感染症などのリスクや性行為をするパートナーの不妊症などの要因になる可能性もあるため、早めの治療が必要です。
真性包茎の弊害のひとつに包皮炎があります。包皮炎は細菌性とカンジダ性があり、治療薬も異なります。デリケートな部位なので薬局などで塗り薬を購入して自己流で治そうとして症状が酷くなることも考えられるため、早めに泌尿器科や皮膚科などを受診することが良い選択です。