真性包茎の弊害~尿路感染症になる

尿路感染症とはどれが病気なのか

尿路とは尿が通る道のことを指していますが、尿は腎臓でつくられると、腎盂や尿管、膀胱、尿道などを通り、体の外に排出されることになります。この尿路の部分に細菌や真菌、ウイルスなどが侵入して増殖し、感染した状態のことを尿路感染症と呼んでいます。

中には血液を介して細菌が入るケースも見られますが、一般的には尿が通る方向とは反対の方向の尿道口から侵入して、腎盂へと向かっていきます。子供や女性になりやすい症状の一つですが、成人男性がかかる場合にはその多くの原因が真性包茎だとされています。真性包茎の場合には、衛生上の問題が発生するため、これが弊害となり尿路感染症を患うことになります。

万が一尿路感染症を見過ごしてしまい、そのまま放置し続けた場合には、細菌が血液と一緒に全身に回ることになり、最悪の場合には命にかかわる敗血症につながる可能性もあります。検査を受けて菌が特定された場合には、その菌にきく抗生剤を使用することになるでしょう。日ごろから水分を十分に摂取して、頻繁に排尿をすることにより、尿路に菌がたまって増殖することを予防することができます。

真性包茎弊害となり尿路感染症を引き起こします

性感染症には様々なものがあげられますが、これらはすべて真性包茎の状態の方が約3倍以上も羅漢率が高いと言われています。このことから真性包茎が弊害となって、尿路感染症をはじめとした様々な性感染症を引き起こしやすいことがわかるでしょう。

真性包茎の場合には、包皮と亀頭の間が湿った状態が続くことになり、なおかつ体温で常にあたためられた状態です。これは細菌やウイルスにとっては非常に心地の良い環境であるといえるでしょう。そのためパートナーがこのような感染症にかかっていた場合には、包皮の中にウイルスをため込んで増殖させて、感染症にかかりやすくなる傾向があります。

一番の予防は尿道口を清潔にすることであるため、その意識が必要となります。真性包茎となると細菌をため込みやすいので、尿路感染症を発生しやすくなります。もしも症状が繰り返されるようであれば、真性包茎の手術をはじめとした治療を行なうことも一つの手段です。

まとめ

このように真性包茎の弊害として、尿路感染症をはじめとした性感染症にかかりやすいことがわかります。弊害はこれだけにはとどまらず、悪臭をはなつ原因を作り出したり、パートナーを満足させられないなど、よいことはありません。

真性包茎の場合の治療方法としては手術を検討することになりますが、最初は行くことを躊躇う人がほとんどです。しかし手術後には、手術をして良かったと思えることでしょう。手術後に後悔しないようにするためにも、信頼できる医師のいるクリニックを選ぶようにしましょう。